今回のウルトラマンオーブさんはここ見よ14  ~ぎゃらく☆とろんのワクワク文明破壊~

どーも羽野です。
新たなロボット怪獣の登場と木之元亮さんの出演とあって気になる14話の見どころです。
※記事の日付は放送当時のものに合わせてあります。
 
『暴走する正義』
あらすじ
ゼットビートルの部品も造っている町工場「小舟製作所」の面々と交流するガイ。
突如そこへ巨大ロボットが現れた。
別世界から来たロボットを平和利用できないかと考えたシンだったが、ロボはナオミを取り込んだ! 
彼女を介し、巨大ロボ・ギャラクトロンは己の使命を語り出した。
「文明のリセット、破壊を」

此度の注目ポイントは、
・小舟社長
・シンの過去
・ギャラクトロンとは?
・巨大感あふれる、ギャラクトロン戦
 
 
・小舟社長
 木之元亮さん、お久しぶりです。バネ制作を主業務としている会社の社長という役柄で出演。「命を救うために技術を提供する」ため、仕事には厳しく、それでいて焼きそばを振る舞い、皆を労う。かつて演じていたダイナのヒビキ・ゴウスケ隊長を思わせる豪胆な親分として描かれている。
 バネ一筋で勝負する。他と同じじゃつまらねぇと語る、職人気質あふれる人物だ。
 更にギャラクトロンが暴走した際も、自分たちには分析を任された責任があると言い、何ができるかは分からねぇがこのまま見過ごすわけにはいかねぇと、シンに発破をかける胆力も持ち合わせている。
 
 彼が代表を務めているコフネ製作所は、少人数で活動している町工場の雰囲気を携えた企業。設定では、ゼットビートルに使用しているバネを専属で製造しているとの事。その精巧さには渋川さんも舌を巻く。
 昨今は顧客のニーズに合わせて少量多品種の販売が求められている時代。大多数は使わないけど、特定の人には必要な物。趣味や求められる要件が多様化している時代。時として一般市場に出回っている部品では賄えないようなスペックを求められる物もある訳で。ゼットビートルもコフネ製作所の作る特注バネじゃないと対応できないんでしょうね。
 

・シンの過去
 第1話から様々な発明品を作り、マガグランドキングの動向を探ったり、マガジャッパの侵攻を食い止めたりとSSPメンバーやガイをずっと手助けしてきた男・松戸シン。
 今回のアバンでは、ラゴン親子を助けた際に語っていた自身の夢が再度流される。
 獣医、タイムマシンの発明、そしてスーパーロボットの開発。
 第14話に来て、一気に人物の掘り下げ始まった。小舟さんとの関わりを通じてシンの過去が描かれる回だ。

 発明の事になると周りが見えない節もあるシンだが、困難にぶつかってもめげずに取り組む努力家であった事が小舟の口から語られている。
 災害救助用のロボットを造るのがシンの夢。故にギャラクトロン解析時はウキウキしっぱなしである。
 オーブ以上の巨体を誇るギャラクトロン。争いを止める力を持つと分かり、これが平和利用できれば、自身の夢が叶う。
 解析結果を見て、今の自分には造れないと笑顔で潔く認めるところからも、非常に楽しみながら調査をしているのが窺い知れる一幕だ。
 

・ギャラクトロンとは?
 しかし、シンの夢は無残に破壊される。
 ナオミが命名したロボット「ギャラクトロン」は地球の調査を通じて、地球人が争い続けている種と知るや活動開始。
 車ごとナオミを体内に取り込み、彼女を代弁者としたシビルジャッジメンターは、その名の通り「破壊・抹殺」の判定を下して暴れまわる。

 SSPとコフネ製作所のメンバーが解析した結果、地球の技術では到底不可能な、別次元の文明が作り出した力を用いて市街地を蹂躙する。あの光線の破壊力はヤバいでしょ。
 その一方で、立ちはだかるオーブを粛清対象から除外するあたり、ガイを始め「地球外から来た存在」である変身型ウルトラマンの事は、宇宙に害を及ぼさない存在と認識しているんだろうか。
 逆にティガやガイアの様な人間ウルトラマン、ジャックやギンガの様な憑依型ウルトラマンの事は、地球人だから攻撃しそうな気がする。あとベリアルも。
 一体、どこの輩がこんな物を造り上げたのやら。
 
 
・巨大感あふれる、ギャラクトロン戦
 都市部に洒落にならない被害を及ぼすギャラクトロンだが、その破壊シーンは見ごたえがある。オフィス街に現れた時の、ギャラクトロンの足元にいる会社員たち、という構図は第5話の時と同じく巨大感あふれる。まあ、足元の人たちはエラい目に遭うけど。
「お前は答えを急ぎすぎなんだよ!」
 シビルジャッジメンターの暴虐を止めるべく、ガイはオーブに変身。
 足元の一般人たちが見守る中、ギャラクトロンに挑む。
 先の通りスルーされながらも、透視能力を使ってナオミを探し出したオーブは胸部の装甲に掴みかかる。この時、オーブたちの周囲をグルグルと回るカメラワークは、急いで助け出さなければ、というオーブの心境を現している様だ。
 
 高層ビルの部屋の中から見える戦闘シーンというのも珍しい。窓から人が身を乗り出して戦いを見る、というシーンを映す事が多い中、画面手前から、室内にいる人の背中、窓、窓の外の怪獣、という構図で戦いを目撃する人々を表現するのは面白い。手間暇かけてるなぁ。
 前回のマガオロチに続き、ギャラクトロンもまた強敵。別次元人が手を焼くわけだ。魔法陣でスペリオン光線を無力化し、クローと盾で、オーブスラッガーランスを防御。トライデントスラッシュをも右腕のクローで受け止め完封してしまう。
 そして左腕は回転するとブレードになる。これでオーブは貫かれてしまうが……!
 
 
 またてしも強敵が出現。序盤のボスラッシュに続き、今度は強敵(=前後編)ラッシュですねぇ。物語も中盤を迎えてオーブに試練の時が来ています。
 
 
さて次回。
人類どころか地球の生態系そのものを破滅させようとするギャラクトロン。
異次元から来たロボット怪獣の前にオーブは敗北をきしてしまう。
捕らわれたナオミを救い、地球を守るためには、あの力しかない。
覚悟を決めたガイはサンダーブレスターとなり、ギャラクトロンに再戦を挑む!
 
ウルトラマンオーブ第15話『ネバー・セイ・ネバー』
ここで制御できるようになるんでしょうか、ベリアルの力。
いざさらば。