今回のウルトラマンオーブさんはここ見よ3~マナーのなってない魔王獣をシバき倒すプロレスラーのオーブさん~

どーも、羽野です。
ギョロ目がタロウに出てきそうな怪獣を思わせるマガジャッパ。
悪臭が図らずも武器と化しているコイツとの戦いを描いた3話について記述します。
※記事の日付は放送当時のものに合わせてあります。

『怪獣水域』
あらすじ
シャワーを浴びたジェッタが悲鳴を上げた。何事かと思えば、彼の体からは大変な悪臭が漂ってくる。ところが臭うのはシャワーの水だけではなかった。ガイが一番風呂を楽しみにしていた銭湯でも悪臭が漂っている始末!
臨時閉店の原因を作り出した水ノ魔王獣マガジャッパを倒すため、ガイは湖を訪れる。水源を荒らすマガジャッパに挑むガイだったが、一瞬の隙を突かれオーブリングをジャグラーに奪われてしまう……!
 
此度の注目ポイントは、
・慣れ親しんだ銭湯はバイプレーヤーが主
・見た目のワリに強いマガジャッパ。魔王獣は伊達じゃない
・野次馬根性だけじゃない! ジェッタのジャーナリズム!
・紅に燃える師弟合体バーンマイト!
 
 
・慣れ親しんだ銭湯はバイプレーヤーが主
 マガジャッパのせいで一般家庭から、クリーニング店、プールに至るまであちこちの水が悪臭を放つようになる。ガイがいつも一番風呂を楽しみにしている銭湯も臨時休業。あまりのショックに荷物を取り落とすガイの前に現れたのは、馴染みの店主。
 って、諏訪太郎さんじゃないですか。アギトのラーメン屋、剣のたこ焼き屋……特撮モノによく出演なさる名バイプレーヤーだ。
 
「ガイちゃんすまねぇなぁ」
「ここの一番風呂を楽しみにしていたのに!」
 ガイさん、いつもは野宿なんかね。そして金銭はどう工面しているのやら。
 そこへ臭いを落とそうと銭湯にやってきたジェッタ。彼も臨時休業としり愕然。水源で何かが起きていると察知したガイは現場に急行する。平和を守るのと、風呂に入る為に。
 前話でラムネ飲みながら街並み眺めたり、銭湯を楽しみにしてたりと妙に地球人の社会に慣れているよなぁこの人。
 
 
・見た目のワリに強いマガジャッパ。魔王獣は伊達じゃない
 ガイの見立て通り、今回の事件の犯人は水ノ魔王獣マガジャッパだった。おそらくジャグラーが封印を解いたのだろう。
 水源である貯水池につかり、自身の臭気を含ませた結果、街中の水が臭くなったという訳だ。
 怒り心頭のガイはマガジャッパをどやしつけるが、
「一番風呂気どりか、マナーを守れ!」
 ガイさん、いま怒るのはそこじゃない気がするぞ。
 
 ギョロっとした目とカラーリングのせいか、ボルケラー(ウルトラマンタロウの怪獣)に見えるマガジャッパ。小型スペリオン光輪を弾く強靭な皮膚と、5万トンの重さを誇るオーブを引き寄せる吸引能力、尻尾による殴打、ステルス能力と多彩なスキルを武器に、とぼけた外見からは想像できない強さを見せオーブを苦しめる。
 更に厄介な武器は体臭とゲップ。あまりの悪臭に流石のオーブも鼻を抑えてえづく始末。
 自分の臭いは気づきにくいというがジャッパ氏もそうなんだろう。
 
 
・野次馬根性だけじゃない! ジェッタのジャーナリズム!
 今回メインキャラクターの中で、スポットが当たったのはジェッタかと。
 折角オーブの戦いというスクープ映像を撮ったのに実況に関してダメ出しを受け、悪臭対策として間の抜けた格好をし、Aパートではいいとこなしな感じ。
 動画を見た人がダメ出しするのは分からんでもない。下手なレスリングの実況という感じだったから。しかしジェッタが凹む気持ちの方も分かる。本人は良かれと思ってやったことだからなぁ。裏目に出ると余計に心が痛むんだよね……。

 が、番組後半ではそれまでのカッコ悪い部分を払拭するように見せ場が設けられている。
 決して彼が、特ダネをゲットして著名になりたいだけの野心家でないという点が描かれている。何故、危険を冒して現場に出向くのか、ライブ中継して動画を配信するのか。ジェッタなりに考えがあってSSPの活動に取り組んでいることがわかる1シーンである。ちょっと見方変わったぞ。
 
 
・紅に燃える師弟合体バーンマイト!
 自分の力を侮るような発言を繰り返すジャグラーからオーブリングを取り返したガイは変身。スペシウムゼペリオンで戦いを挑むけれど、先述の通り悪臭等々の武器を持っているマガジャッパは強敵。まともに戦うことすら儘ならず苦戦しきり。
 この事態を打破するのは、あの師弟の力を借りるしかない。
 
 と、いう訳で誕生したウルトラマンオーブ バーンマイト!
 タロウ本人よりかは、ウルトラの父の物に似た角と、メビウスを想起させる体の模様。そして胸のカラータイマーがどこかウルトラバッヂに見えてくる凝ったデザイン。
「熱いヤツ頼みます!」
 そのファイトスタイルはガイが頼んだ通り、熱くダイナミックなもの。
 指オッ立てて、相手の鼻の穴?をグリグリ。大の字になって相手にのしかかるなど、全体的にレスラーを思わせる戦いを展開する。とはいえ、フュージョン元の面影が無いわけでは決してない。
 変身直後の空中で捻りを入れながらのジャンプキック、移動も兼ねたスライディングなど、タロウの力を借りたと分かる戦法も披露してくれる。
 また、戦いが終わった後の飛び去る瞬間にも注目。ちゃんと始末していくオーブさんは有能だ。
 

 バーンマイトも出てきて戦いの見せ方に幅が出て来たなぁと思う今回。見どころには敢えて上げなかったけれど、渋川さん=オーブと思わせる演出は笑いました。確かに、歴代ヒーローの中には今回の渋川さんとまんま同じな事をする人もいましたしね。
 
 
さて次回。
巨大な火の玉と化したマガパンドンが地球に現れた。
その影響で気温が異常に高くなり、街は大混乱に。
ウルトラマンオーブはからくもマガパンドンを追い払うが、大きなダメージを受けてしまう。
深手を負ったガイをSSSPの面々が介抱するも、マガパンドンはなお健在。
どうするオーブ?
 
ウルトラマンオーブ第4話『真夏の空に火の用心』
ボスラッシュが続く作品、主人公にシビアですねホント。
いざさらば。
 
 
ウルトラマンオーブ オフィシャルサイト
 
オーブが気になった方は、以下の方法で視聴できますんで、見てみて下さい。