今回のウルトラマンオーブさんはここ見よ5~昨今の需要に答えやがったゼットン星人をぶちのめすハリケーンスラッシュの巻~

どーも羽野です。
魔王獣との戦いもひと段落付き、オーブの戦いも新たな局面を迎える5話の見どころを記述します。
※記事の日付は放送当時のものに合わせてあります。
 
『逃げない勇気』
あらすじ
今日も今日とてバイトにいそしむナオミ。帰宅の途についた彼女の前に女子高生が現れた。
「宇宙人を見たんです!」
大きなネタをつかんだとナオミは、電話に出ないジェッタとシンにメッセージを残して現場に向かう。
だがゼットン星人の策にナオミは捕らわれてしまう。
どうするガイ!?

此度の注目ポイントは、
ゼットン星人の趣味
・ナオミの無茶と勇気をはき違えた行動。ジャックの様だ
・初披露。ハリケーンスラッシュ
ウルトラマンサーガを思わせるテレポートバトル。SSSPの頭上。
 
 
ゼットン星人の趣味
「お前、何て事を……!」
 そうボヤきたくなるゼットン星人の所業をご覧あれ。
 過去のシリーズでも岩本博士に化けたり、一般人相手にラグビー挑んだり、あんな手こんな手で暗躍していた星人ですが、今回の所業が一番えげつないと個人的には思う訳で。やってくれたな貴様。
 悪趣味なゼットン星人だが、劇中ではガイと等身大での戦いも披露してくれる。ウルトラシリーズで等身大戦といえば、銃を使った戦いがイメージされるけれど、今回はおおとりゲンVS通り魔宇宙人のそれを想起させる徒手格闘でござい。カッコイイ悪役を堪能したい人は、この戦闘シーンを刮目して見よ。
 ウルトラフュージョンカードの新しい使い方も見られるしね。
 
 
・ナオミの無茶と勇気をはき違えた行動。ジャックの様だ
 SSPの為にも、人の為にも大きなネタを掴もうという気持ちが強いナオミ。今回、彼女はその気持ちを利用されてしまう訳だが、それでもめげないタフネスには脱帽。
 だが情報に対する執念がいき過ぎてガイに諫められることに。

「無茶と勇気をはき違えるな」

 彼女に叱責するガイのことセリフ、漫画『ウルトラマンSTORY0』における、ジャックのエピソードを思い起こさせる。変身できなくなったジャックが魚人たちの戦いを見て、同じように無茶と勇気の違いを理解するシーンは印象的だった。
 そんなガイの言葉に従うナミオ。ネタが欲しいとはいえ、あーだこーだと撥ねっかえらない辺り、性根の良さが伝わる1シーンである。
 
 
・初披露。ハリケーンスラッシュ
 ゼットン星人マドックがオーブ打倒の為に育て上げていた怪獣・ハイパーゼットン・デスサイス。『ウルトラマンサーガ』では3人のウルトラマンを容易く蹴散らした強敵だ。
 マドックはこれまでのオーブの戦いを研究しており、彼の能力は把握済み。両腕の鎌を活用しハイパーゼットンスペリオン光輪を防ぐ。そこでオーブはジャックとゼロのカードを使い、フュージョンアップ!
 第3の形態・ハリケーンスラッシュは足と背中のラインがジャック、頭部と胸、肩まわりはゼロの意匠を持つデザイン。

 身軽さを演出するためとはいえ、ビルの上に着地……崩れなくて良かったな。多分、足を置く(=力が加わる)のに良い地点とビルの強度が高い点を考慮したんだろう。あの一瞬で。
 ゼロの力を借りたオーブスラッガー、2人に共通する装備から生まれたオーブスラッガーランスと、ギミックの多さから玩具的にも嬉しい形態かと。
 
 
ウルトラマンサーガを思わせるテレポートバトル。SSPの頭上で展開!
 見た目や装備品だけじゃなくて、技もしっかり2人から受け継いでいるハリスラ。ハイパーゼットンを掴んでのジャイアントスイングは、ジャックが考案し、後にゼロも使う様になった技・ウルトラハリケーンを思わせる。
 だがハイパーゼットンも負けていない。ゼットンと言えば、火球とテレポーテーション。オーブが投げ飛ばしたと思いきや、瞬間移動。ドロップキックを受け止めてウルトラハリケーン……からの瞬間移動、オーブスラッガーを避けて、背後を取り火球攻撃。飛んで殴って、また飛んで。この激しさはウルトラマンサーガとハイパーゼットンの戦いを彷彿とさせる。
 戦いを目撃したナオミたちとの合成もあって、実に巨大感あふれるシーンになっている。特に、SSP3人の頭上に瞬間移動してからの、落下しながら戦うオーブたちの迫力はすさまじい。
 劇場版かと思わせる激しい戦いだったが、特殊能力を駆使する強敵をオーブは見事撃破。しかし、ハイパーゼットンが弱いのではなく、恐らく落ち度はゼットンを飼育していた方に有るかと。
 東バット国原星人じゃないと、スフィアを食わせないと、ロボットさえも震え上がらせるような輩がブリーダーにならないとダメなんだって。あの変態じゃなくて。
 敗因:育ての親が悪かった。
 
 
 事件は無事解決。
 だが、ガイさんにコテンパンにのされた後、マドックは気になる発言もしてましたね。
 「腐りかけの星に用はない」
 その意味するところは……?
 更に「懐かしい味」やマトリョーシカなどこれまたガイの過去を匂わせる小道具が出てきたり、渋川さんのコミカルな芝居や、少女の人形など、謎やハートフルなシーンが散りばめられている密度の濃い回でした。
 
 
さて次回。
現代のダークゾーンとも称される不思議な森。
そこへ調査に向かったSSPの前に、ナックル星人たちが襲い掛かる。
森にはメトロン星人の駆る宇宙船が存在したのだ。
なぞの幽霊も現れて大混乱のさ中、ウルトラマンオーブはアリブンタと対決する!
 
ウルトラマンオーブ第6話『入らずの森』
侵略宇宙人と幽霊、どっちに出くわしても嬉しくないです、ハイ。
いざさらば。
 
ウルトラマンオーブ オフィシャルサイト

TVシリーズ | ウルトラマンオーブ 公式サイト

 

オーブが気になった方は、以下で視聴できますんで、見てみて下さい。