今回のウルトラマンオーブさんはここ見よ6~幽霊と宇宙人が入り乱れる森なんておっかなくて入りたないわ~

どーも羽野です。
フュージョンアップ3形態が揃ったところで、新たな敵が現れた5話に続き、宇宙人の侵略が始まった6話について記述します。
※記事の日付は放送当時のものに合わせてあります。
 
 
『入らずの森』
あらすじ
惑星侵略連合……首領格のノストラ、メトロン星人、ナックル星人たちからなる侵略宇宙人の組織が本格的な作戦に乗り出そうとしていた。
一方、居候としてガイを迎え入れたSSPの事務所に渋川が訪ねてきた。一度入ったら二度と出られないと噂される森にUFOが潜んでいるかもしれないという。依頼を受けたナオミたちは調査に乗り出すが、森は侵略連合の秘密基地と化していた。
口封じとしてナックル星人の襲撃を受けたナオミたちを助けたのは女の幽霊!? 次々と怪現象が起きる中、ジャグラーまでも暗躍しはじめ、事は一層の混迷を深める……!

此度の注目ポイントは、
・森の熊さんならぬナックルさん
・石黒さんが見せる生身のアクション
・物まねブンタと、エフェクトが光る戦い
・ガイとジャグラー。新しい場所の対比
 

・森の熊さんならぬナックルさん
 物語の舞台になるのは、行政の再開発地域である小さな森。
 侵略連合はこの森を秘密基地にしているので、開発なんぞされたら基地がバレてしまう。
「俺たちの方が侵略される」
 とナックル星人ナグスも苛立つ。
 短気なナグスに対し、地球の美しい景観が損なわれると嘆くメトロン星人タルデは理性的。
 ノストラも交えた冒頭の作戦会議では、メトロンお得意のタバコに薬を仕込む作戦が遂行しにくいという事情が語られ、侵略者も時代が変遷していると分かる一幕だ。
 
 監視映像で森へやって来たナオミたちを発見し、襲撃するとなったら「久しぶりの人間狩りだ」とナグスは喜ぶ。
 逃げても逃げても先回りされ、ゲーム感覚で追い込まれるところはSSPと渋川さんのコミカルさで緩和されているけれど、よくよく考えたらかなりのホラー。
 人気の無い所であんな風貌の宇宙人に出会ったら、そら怖いわな。
 そんなナグスだが「気味の悪い事を言うなよ」と幽霊に嫌悪感を示す一幕も。
 宇宙人でも幽霊は怖いのか。
 
 
・石黒さんが見せる生身のアクション。隠す気のない正体。
 前回のゼットン星人戦に続き、石黒さんの生身アクションが楽しめる今回。
 追い込まれたナオミたちを助けるべく、ガイはヒーローらしく颯爽と現れる。
 美味しい所で登場するのも見どころだが、ナグスたちの前に登場するシーンは必見。
 オーブニカの音色が響き、どこだと探すナグスと手下たち。遂に見つけたガイは高所に陣取っている。
 演出がキカイダーだよガイさん。
 いざ戦うとなれば、ガイはナグスや手下が放つ光弾を拳で払う。カッコいいけど正体バレるぞ……ってもう遅いか。
 しかも今回はガイだけじゃない。渋川さんもナグスたちを相手に大立ち回り。柳沢さんのアクションも堪能できるのだ。
 
 
・物まねブンタと、エフェクトが光る戦い
 幽霊、宇宙人だけでもお腹一杯なのに、侵略連合に取り入るためジャグラーまでもが動き出す。彼の持つダークリングはカードの怪獣たちを実体化させる能力もあるようで、アリブンタを召還する。
「怪獣じゃない。超獣だ」
ジャグラーは良く分かってる。
 Aやビクトリーと戦った個体と異なり、このアリブンタは劇中でオーブの物真似をする。コミカルだけれど相手は超獣、油断はできない。怪獣以上に強力な敵を前に、オーブは前話で揃えた3形態を全て駆使して戦うことに。

 初戦はスペシウムゼペリオン。格闘戦では五分だけれど、蟻酸、火炎と豊富な攻撃に苦戦する。
 そこでバーンマイトにチェンジ。変身直後に炎をまとって歩み寄るシーンは、視覚的にバーンマイトがどういう形態なのかがよく分かる。
 両拳に炎をまとわせ、アリブンタに突撃する様は正に炎のファイターだ。
 そしてラストはハリケーンスラッシュ。
 オーブスラッガーや、オーブスラッガーランスを使用する際にかかる刃が尾を引く様なエフェクトが実に綺麗だ。
 必殺のトライデントスラッシュは、繰り出す際の背景やエフェクトがウルトラゼロファイトを思わせる。「素早い連続斬り」を表現するのにピッタリだ。
 

・ガイとジャグラー。新しい場所の対比
 5、6話を経てガイとジャグラーは、それぞれ新たな居場所を得るわけだが、この6話では両者の居場所が対比されているように見える。
 ガイの方はアットホームな場所。
 ジャグラーの方は殺伐とした場所。
 お見合いの事で困っているナオミは、半裸で事務所をうろつくガイさんに動揺する。ナオミの育ちの良さを感じさせると同時に、早速SSPに馴染んでいるガイの適応力が分かる1コマだ。遠慮ないぜ、このウルトラマン
 その間にジェッタとシンは顔認証システムでガイの事を調べる。古い資料として19世紀の写真が出てくるが、2人はガイがこんな大昔からいるわけないと流す。多分、その写真はガイさん本人だぞ。
 しかし、この写真、ガイがなにやら怪獣っぽい生き物の尾を担いでいるのが見える。
それ程昔からガイはこの地球で戦い続けていたのかと。
 
 ジャグラーの方は怪獣カードでポーカーに興じる一幕も見せるが、雰囲気はよろしくない。
 慇懃無礼な新参者だからジャグラーが快く思われないのは仕方ない。が、どうやら一番の原因は彼の出自の様で……。
 侵略連合のメンバーからは警戒されつつもジャグラーは、オーブが本来の力を失っていると情報を提供する。やはり1話冒頭のアレが原因か。
 首領ノストラが魔王獣カードを手に入れたいように、ジャグラーも手に入れたいものがある。
「最後に笑うのは切り札を持つもの」
「最後に笑うのは誰かな?」
 居候が板についてきてSSPともよろしくやってるガイに対し、どうにも一筋縄ではいかないジャグラーと侵略者連合である。
 

 侵略連合陣営は大分不穏な空気漂ってますけど、ノストラやタルデたちとオーブの直接対決はあるのでしょうか。
 今のところ、ガイさんはオーブとして宇宙人と戦ったことはないので。あると嬉しい……。
 

さて次回。
予知夢を見る少女がSSPの元に現れた。
彼女は怪獣出現とウルトラマンオーブの敗北を予言する。
だが、彼女自身も予知できることに苦しんでいる様子……。
そしてホーが予言通りに現れた!
ガイは、未来は変えられるとバーンマイトになり挑むが、攻撃をくらいダウンしてしまう。
予言どおりに敗れるのかオーブ!?
 
ウルトラマンオーブ第7話『霧の中の明日』
未来予知……できるならやってみたいです。辛い事を知るやもしれませんが。
いざさらば。
 
ウルトラマンオーブ オフィシャルサイト