今回のウルトラマンオーブさんはここ見よ10~ジャグラス・ジャグラーの握ったもの~

どーも、羽野です。
1クール目も終わりにさしかかったきた所で、ライバルとの決戦を迎えたウルトラマンオーブ10話の見所(個人)です。
※記事の日付は放送当時のものに合わせてあります。

ジャグラー死す!』
あらすじ
ナオミがバイト先からたこ焼きをもらってきた。3日連続で。流石にジェッタたちは絶句するが、その中でガイは気にすることなく平らげる。
一方、ジャグラーが黒き王の力=ウルトラマンベリアルのカードを狙っていると喝破したノストラはオーブ抹殺の依頼を出した。
SSPの事務所に現れ、ナオミと一緒に夜明けの珈琲を飲みに来たと挑発するジャグラー
申し出を受けたガイは、遂に直接対決に望む。
かつては同じ勢力に身を置いていた者同士の闘い。ノストラにしてみれば、ジャグラーもまたガイ同様に、敵でしかない。
どちらが生き残ろうと知った事ではない。そう切り捨てたノストラだが……?
 
此度の注目ポイントは、
・銀河の彼方で何があった?
ジャグラーの真意は?
・ライバルと生身でぶつかる風来坊
・宿敵との戦い:ブラックキングVSオーブ
 
 
・銀河の彼方で何があった?
 今回のジャグラー暗躍は怪獣カードを使ってナグスの運命を占うとこから始まる。エンマーゴのカードが「突然の死」を暗示していると注意を促す、他のカードにはどんな意味があるのやら。
 そこへノストラから直々に依頼が来た。あらすじの通り、オーブ抹殺と交換条件にベリアルのカードを提示したノストラ。彼自身ははどうやってベリアルカードを手に入れたのか。
 SSP事務所の平穏な雰囲気をぶち壊し、ガイに挑戦状を叩きつけるジャグラー
「夜明けの空は新たな世界の幕開けを予感させてくれる」
 ポエムチックだが、不気味なことには変わらず。2人は直接対決の時を迎える。

 決戦の場にガイが現れるや、前置きも無く殴り掛かる。両者の間に、もはや言葉は必要ないという表れか。
ジャグラー「あの日を思い出す」
ガイ「とっくに忘れた」
ジャグラー「つれないな」
 拳を交えながら昔語りをしようとするジャグラー。戦う両者に被せる様にノストラの独白が挿し込まれる。それを聞くに、2人の因縁は宇宙人の間でも有名らしい。光に選ばれた者と、闇に魅入られた男。かつて銀河の果てで雌雄を決したと聞くが、なぜ激突し、何がどうして今に至るのか。
 これはオーブの物語を最後まで見ないと分からないかもなぁ……。
 
 
・ライバルと体で、心でぶつかる風来坊
 つかみ合い、投げ飛ばし、超高速移動、連続バク転、遥か頭上からの急降下パンチ、勢いよく巻き起こる土煙……。
 第5、6話でも格闘戦を披露してくれたガイさんだけど、今回は前2話の比ではない。
「お前との腐れ縁もここまでだ」
 この言葉通り、非常に激しい死闘が繰り広げられる。
 撮影時も大変だったと容易に推測される。石黒さんのハイキック、青柳さんの背中を狙ったミドルキックが鋭い。スタントマンの方が演じている部分も有るんだろうけれど、2人の顔が良く見える状況で激しいアクションが展開されている。かなりトレーニングを積んだんだろうなぁ石黒さんたち……。
 
 そんな激戦だけどジャグラーは不服。ガイが本気でないと詰り、人間を傷つける事を恐れていると喝破する。
「どうしてそこまで人間に執着するかね」
 ここの吐き捨てるような青柳さんの芝居に注目。
 たかが人間ごときに惑わされるから、有難いウルトラマンさんの力を借りなきゃ戦う事もできないんだと更に罵倒する。これまでもチラホラ見せていたが、ジャグラーは明らかにガイが力を失った事に対して苛立っている。
 只の敵なら、弱ったところを狙うだけだが、ジャグラーは決してやらない。望むのはガイを真っ向から叩き潰すことの様だ
 ガイは過去の苦い記憶を思い起こすも、渾身のカウンター。
 何を企もうと人間を守る。ガイさんヒーローの鏡や。
 
 
ジャグラーの真意は?
 さてオーブが魔王獣を撃破しているその裏で、せっせと魔王獣のカードを収集していたジャグラーだったが、ここにきてその目論見が明かされた。今まで魔王獣を復活させてきた理由をガイは指摘する。
 ガイ曰く、6体の魔王獣を打倒した今、ジャグラーの野望も潰えた。
 ところが当のジャグラーは意に介さない。
「本気でかかってこいよ? ウルトラマオーブ」
 とガイを煽るのみ。

 ニヤニヤ笑顔で毎回カードを収集していた事は、視聴者ならご存知の通り。確かにガイの言う通り、魔王獣は全滅した訳だが、それでもノストラが持つ「黒き王の力」を狙う理由は何か?
 謎が解けたと思わせ、また別の謎が出現する。こうしてストーリーにのめり込んでいくのだなぁ。
 
 
・宿敵との戦い:ブラックキングVSオーブ
 本気をかかってこいと煽るジャグラーに応え、リングを掲げるガイ。
 ジャグラーが繰り出すのは用心棒怪獣ブラックキング。初出「帰ってきたウルトラマン」の頃から、こういう決戦時にはピッタリの怪獣だ。初出の時は、あまりにシナリオが昂りすぎて最終回かと思える内容だったし。
 ブラックキングと因縁あるジャックの力を借り、オーブはまずハリケーンスラッシュで挑む。
 スピーディーな連続蹴り、オーブスラッガーを駆使し手数で勝負するが、相手はブラックキング。タフさを武器にオーブの攻撃をことごとく凌ぐ。特に、スラッガーを腕で弾き返すところは初代ブラックキングがウルトラブレスレットを弾いたのを思わせる。
 オーブスラッガーランスを回転させ、火炎放射を弾き返すも、当のブラックキングには効果なし。
 
 猛然と突き進む相手に、目には目をという事でガイはバーンマイトにチェンジ。
 スワローキックを弾き返し、ストビュームバーストを防ぎ、オーブを苦しめるブラックキング。ジャグラーはガッカリだよと嘆くが、この戦いは意外な、ある意味では予想通りの形で終わりを迎える。
 そしてオーブは奮起。相手の火炎を右手に集め、火拳にして殴り倒す。オープニングのアレンジをバックに戦い、勝利を収めるオーブの姿は『勇壮』の一言だ。
 

 タイムカードを挿すジェッタたちの平穏さ溢れる日常風景と、死闘から帰還というガイの非日常さ。ガイの帰還を待ち続け、安堵しつつもシンプルに一言お帰りと声をかけるナオミの姿は、日常と非日常を繋ぐかの様な印象を受けました。
 第5話で居場所を得たガイさん。彼の帰る場所があるっていうのは良いよねとも思います。……一方、もう1人が新たに得た居場所はエラい事になってますが。
 

さて次回。
ナオミのお母さんが上京して来て、周囲はてんやわんや。
義弟たる渋川さんや、ガイも彼女のペースに巻き込まれる始末。
世話焼き母さんに、ほっこりするガイだったが、平穏な時は束の間。
大魔王獣が遂に出現してしまう。
マガオロチは圧倒的な力で、スペシウムゼペリオンもハリケーンスラッシュも苦しませる。
恐るべき強敵に、オーブは如何に立ち向かうか。
 
ウルトラマンオーブ第11話『大変! ママがきた!』
ギャグ回かと思ったら早速きたよマガオロチ。
いざさらば。